去年の11月の半ばぐらいに友達から電話がありました。内容は「何か確実に儲けられそうな株はないか?」という内容でした。そんな株式があったら私が投資したいぐらいです。
でも以下の条件を守るという約束で上がりそうな株を教えてあげました。その条件というのは

  • 1年間は必ず持っている・・・私の理論は長期投資が絶対条件だから
  • 失敗しても私を恨まない・・・これは当たり前


という条件を出しましたが、今回の場合、ほぼ確実に1年後は上がっている株式を教えてあげればよいだけので特に2つ目の条件は気にせず教えました。私はいつも東証2部やジャスダックなど中小企業に投資をしてますが、彼は初心者なので、さらに安全性と確実性を考えて東証1部銘柄を教えました。
ちなみになぜ私が東証1部銘柄に投資しないのかというと、安全な分それほど儲けがないということと、私の好きないわゆる『隠れた長所』が存在する会社が東証2部やジャスダックに多いということからです。でも東証1部に比べるとものすごくリスクが高いです。

そしてそのときに教えた銘柄は『NTTドコモ』でした。多分今現在の値の1.5倍ぐらいになるだろうと私の予測も一緒に教えておきました。

そして今日彼から電話がありました。内容は「売ったほうがいいかな?」というものでした。そこで現在の株価を聞いてみたら¥219,000ということでした。
確か私が教えたときには¥176,000でした。4ヶ月で¥40,000の儲けというところなので、なかなかの検討といったところです。

その電話に対しての私の答えは「好きにして」というものです。はっきり言って株式は買うタイミングより、売るタイミングのほうが難しいのです。しかももともと私のお金ではない、やはりその判断は自分ですべきでしょう。ちなみに私ならもう少し持っていると思いますが。
目先の利益を取るのか、私のアドバイスを信じるのか、彼はどっちを取るのでしょうか?

昔は大好きだった企業分析、でも最近はこんなことができたところでなんの役に立つのだろうか?勉強して何か意味あるのだろうか?と感じることがあります。
実際勉強することによっていろいろなものを犠牲にしてきました。そしていくら頭がよくなっても手に入らないものは多々あると思います。それを考えると勉強しているというこの状況にやるせなさを感じてしまいます。